CONCEPT

講座概要

戸建住宅~小規模集合住宅の設備設計は、
高い専門性を有する設備設計者の人数がきわめて少ない分野です。
にもかかわらず、設備に関するクライアントからの要望は、質・量ともに年々増大しています。
 
給排水衛生、空調換気といった基本的な設備設計だけではありません。
近年は、進化を続ける通信設備、発電・蓄電といった新たな電力システム、本来は意匠設計が担うべき断熱・気密設計への関与など、設備設計者が関わる分野はますます広く、深くなっています。
なかでも富裕層向けの高額物件、アトリエ系建築士事務所の建築作品は、新しい取り組み、難易度の高い取り組みが多く、それらをスマートにこなせる設備設計者への設計依頼は全国的に引く手あまたです。
 
競合の多い「意匠設計」の世界から、希少性の高い「設備設計」の世界へ。
近頃は異分野からの転身組も増えていますが、設備設計の人材不足はまだまだ続くとみられています。
 
本講座は、そんな設備設計業界で「独立開業できるレベルの人材を育成する」を合言葉に、きわめて実践的な設備設計のノウハウを学ぶ講座です。
まずは、2023年春「給排水衛生設備」の講座からスタート。およそ半年で1分野の設計内容を習得するカリキュラムです。以下、「空調換気設備」「電気通信設備」「環境設計」と分野別の講座が続き、計4分野すべてを修めると必要な設備設計のノウハウがひととおり習得できる構成です。
 
受講は、ご自身が興味のある分野だけでもOK。
設備設計者を目指していない方、意匠と設備、2足のわらじを目指す方の受講も大歓迎です。
 
各講座修了後、ご希望の方には実際の設備設計業務を講師から直接発注する可能性もあります。

【特典】本講座受講者は別講座のアーカイブ聴講を1講座分無料でご提供!

スクールの開校を記念して、本講座にお申し込みいただいた受講者のみなさまには2023年度中に行われる別講座・イベントの「アーカイブ聴講」を無料でご提供いたします。気になる講座やイベントが見つかったらお気軽にお問い合わせください。アーキテクチャーライブの講座やイベントは今後ますます増えていく予定です。

Curriculum

講座の詳細

意匠設計の「穴」を見つけ、設備が納まる図面を描けるように

給排水衛生設備の設計は、第一に意匠設計の「穴」を見つけるところから始まります。
一見、すべての設備が納まりそうな意匠図でもプロの目で見れば細かな瑕疵が次々と見つかります。
その目を養い、意匠図の不備を意匠設計者に正しくフィードバックできるようになること。
給排水衛生設備コースは、その力を徹底的に身につけていくコースです。
戸建て~集合住宅ならではの設計ポイントを押さえながら、
給排水衛生設備が納まる設計を、実際の事例を使いながら学んでいきます。

設備設計者養成講座/①給排水衛生設備コース カリキュラム
■4月22日(土)
給排水衛生設備図面の描き方とそのために必要な知識
プロとして恥ずかしくない設備図面を描いていくために、設備設計者に必要な知識をレクチャーしていきます。敷地の調査方法、下水道台帳の読み方といった基本的事柄だけでなく、受水槽・浄化槽の設置計画、ゲリラ豪雨対策といった敷地ごとの臨機応変な対応が求められる事柄についても、スマートに処理していく方法を学んでいきます。 山田浩幸
■5月13日(土)
木造2階建ての設備図面を描いてみよう
延床面積25坪程度の住宅における給排水衛生設備図を描いていきます。設備が納まる・納まらないを判断するための意匠図の読み取り方、納まりそうにない図面を意匠設計者へフィードバックする際の改善提案の方法など、実際の業務を想定したやり取りを、設備図面を描きながら学んでいきます。 山田浩幸
■6月3日(土)
地下室のある3階建ての設備図面を描いてみよう
前回までの講義を踏まえ、地下室のある住宅における給排水衛生設備図を描いていきます。ドライエリア、汚水槽、雨水槽、ポンプアップといった地下室のある建物で頻出する検討事項を、実例を見ながら考えていきます。 山田浩幸
■6月24日(土)
RC造4階建ての設備図面を描いてみよう
RC造4階建ての住宅における給排水衛生設備図を描いていきます。木造と異なるRC造ならではのポイントを押さえながら、給排水方式の選択や配管経路に注意しつつ設備が美しく納まる設計を学んでいきます。 山田浩幸
■7月15日(土)
エコ設備を導入した設備設計の考え方
エコ設備を導入する場合の考え方、雨水・井水などの利用、近年クライアントからの要望が増えているエコ系給排水設備や特殊設備を導入する場合のポイントなどを含め、住宅における給排水衛生設備の設計に関する総括を行ないます(給湯方式[エコキュート、エコジョーズ、エコワン、エネファーム、太陽熱温水器]、災害対応[オフグリッドなど]、その他、池、プール、大浴室など高級物件に多く見られる特殊設備など)。 山田浩幸
設備設計者養成講座/①給排水衛生設備コース 実施概要
日程(全5回) 2023年4月22日(土)、5月13日(土)、6月3日(土)、6月24日(土)、7月15日(土) 講師の都合により休講または日程の延期が発生する場合があります[※1]
時間 14~18時(4時間) 毎回4時間程度を予定しています。内容によって多少前後する場合がございます
受講者定員 10~15名 最低受講者数は10名です。お申し込みが最低受講者数に満たない場合は、講座の中止または延期となりますのであらかじめご了承ください[※2]
受講料 特別受講料 58,000円(+税) ※スクールの開校を記念して、通常128,000円の約55%割引といたします。また、本講座は2講座目の「アーカイブ聴講」が無料になる対象の講座です 講座の開催が決まり次第、お申し込みいただいた方にご連絡いたします。お支払い専用サイトより受講料のお支払いをお願いいたします。 ※課題の提出は行わず、聴講のみしたいという方は別途お問い合わせください
受講形態 ZOOM ZOOMでやり取りできる環境を各自ご用意ください
受講資格 建築設計の経験2年以上(CADが扱えること) 設備設計に関する経験の有無は問いません
使用するテキスト 「建築設備パーフェクトマニュアル2022-2023」(山田浩幸著、エクスナレッジ) 講座開始前までに各自でご用意ください。事前に目を通しておくと講座への理解がより深まります
使用するCADソフト AutoCAD、IJCAD 基本的にはAutoCADの使用を前提に講義を進めますが、IJCADでも可能です
こんな人におすすめです 設備設計者として業務を始めたい人、意匠設計から設備設計に活躍の場を移したい人、すでに設備設計者として業務を始めているものの住宅規模の設計経験が少ない人、意匠も設備も両方の設計ができるようになりたい人など 年齢は問いません
アーカイブ視聴について 講座終了後1カ月間は何度でも視聴できます 視聴方法は受講者に個別にご案内いたします
受講料の支払い方法 決済サービスサイトからのお支払い 講座の開催が決まり次第、受講者にお支払い専用サイトをご案内いたします
申し込み締切日 2023年4月20日(木)

時間変更、講座開催の有無について

※1:新型コロナウイルスへの感染など講師のやむを得ぬ事情により休講あるいは講座開催日時の変更が発生する場合があります。あらかじめご了承ください
※2:本講座は講座開催の有無を判断する「最低受講者数」を設けています。受講のお申し込みが10名未満の場合は講座の開催を見送りますので、あらかじめご了承ください

お申し込みから受講開始まで

おおまかな流れは以下のとおりです。