村上淳史
Murakami Junji
村上木構造デザイン室
一級建築士。1996年早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修士課程修了後、木造軸組大手住宅メーカーに入社。その後、プレカット工場、材木店といった木造建築に深く関わる企業での実務経験を経て、2009年村上木構造デザイン室を設立。昭和25年創業の材木店の3代目として実家の材木業もこなしながら、木造建築物の構造設計、コンサルティング業務、構造計算ソフトの開発サポートなどを行う。
NPO木の建築フォラム現代木割術研究会、芝浦工業大学において、いわゆる四号建築物の構造実態調査を実施。その成果は、より良い架構設計・木造住宅生産の仕組みづくり(伏図作成「架構設計」の手引きなど)にフィードバックされ、安全で効率的な木造住宅の設計・建設に寄与。近年、架構設計の検討時に広く用いられるようになった「直下率」「架構(構造)ブロック」などの概念はこれらの研究から生まれたもので、現在もアップグレードされ続けている。
架構設計の考え方や構造計算ソフトの使い方を分かりやすく解説する技術に定評があり、昨今は各種セミナー講師として全国を飛び回るかたわら、構造計算などの実務を行ない実務面での経験もセミナーに生かす。建築設計業、プレカット加工業、木材流通業すべてに通じた構造設計者として、その才能をいかんなく発揮している。
NPO木の建築フォラム理事。2014年から芝浦工業大学工学部(現在は建築学部)建築工学科非常勤講師。
担当講座
架構設計入門講座