講座概要
concept
住宅設計未経験の方から設計歴10年以内の方を対象に、戸建住宅の設計に不可欠な知識と技術をプランニングの演習を通じて学ぶ講座です。
建築の世界に飛び込んで間もない人、ゼネコンや組織設計事務所から独立してはじめて住宅の設計を始めた人、住宅設計について一度きちんと教わりたかったという人など、これまでさまざまな方がさまざまな理由で本講座を受講されています。
講師は第一線で活躍する建築家4名。経験豊富な講師陣が、各々の得意分野を楽しく分かりやすく指導していきます。設計課題の添削はもちろんのこと、各講師がこの講座のためだけに用意するとっておきの建築講義も見逃せません。
平面・断面の合理的なゾーニング、美しく機能的な開口部の設け方、住宅設計のプロならではの動線計画、住み手が心地良いと感じる寸法の押さえどころ、クライントの心をつかむプレゼンのテクニックなど、教科書には載っていないノウハウが満載のカリキュラムです。
全6回、約3カ月間の講座修了後には、住宅設計のかんどころを押さえたデキる設計者として新たなスタートを切っていることをお約束いたします。住宅の設計に絶対的な自信を持てるようになる講座、それが住宅設計入門講座です。
受講体験記(2023年秋)を読む
受講体験記(2023年春)を読む
講座の詳細
curriculum
日時/テーマ | 詳細(予定) | 講師 |
---|---|---|
■1時間目 5月15日(水) ゾーニング・面積の経験則と居心地の科学 | プランニングの成否を分けるゾーニング、失敗が少なくなる面積の捉え方など、入門者が押さえておきたい設計上の要点を集中的に学びます。また、住宅を考えるうえで避けては通れない「居心地」についても科学的な視点から分析・解説いたします。 【設計課題例(前回講座の場合)】家族4人で暮らす小さな家 | 鈴木信弘 |
■2時間目 5月24日(金) 行列のできる工務店がルール化している住宅設計の技術 | 時代とともに変化するクライアントのニーズとその捉え方。住み手の満足度はどうすれば高まるのか? 他社との差別化はどのように図ればよいのか? など人気工務店の主宰者が具体的な事例とともに解説いたします。 【設計課題例(前回講座の場合)】横浜の郊外に建てる30坪の家 | 関尾英隆 |
■3時間目 6月7日(金) プロとして恥ずかしくない動線計画 | 利便性だけにとどまらないワンランク上の動線の考え方を『住まいの解剖図鑑』でおなじみの建築家・増田奏氏が解説します。同時に、機能的な回遊動線に必要な寸法やグリッドの知識を学んでいきます。 【設計課題例(前回講座の場合)】地方都市に建てる工務店のモデルハウス | 増田奏 |
■4時間目 6月21日(金) 住宅は街にひらく | 住宅と街との関係のつくり方を学びます。その住宅は街からどのように見えるのか。街にどのように貢献すればよいのかなど。また、外部からの視線を意識したファサードのつくり方や外構の考え方について解説していきます。 【設計課題例(前回講座の場合)】来客が多い子育て家族の家 | 宇佐美愛 |
■5時間目 7月5日(金) 住むほどに違いが際立つ、良い水廻り・悪い水廻り | 設計初心者が陥りがちな水廻り配置の失敗例を見ながら、浴室、洗面室、トイレなどのより良い計画の仕方を学びます。水廻りを上手に計画することで、プラン全体のクオリティを底上げするノウハウです。 【設計課題例(前期講座の場合)】クルマを3台駐車する角地の家 | 増田奏 |
■6時間目 7月19日(金) 名人の事例に学ぶ、立面の美しい整え方 | 平面のプランニングと同時に考えたい「立面の整え方」について、先輩建築家の実例や名作住宅の立面を見ながら習得します。内部と外部の整合を取りながら住宅を美しく機能的にまとめていくノウハウを伝授します。 | 鈴木信弘 |
講座修了後、受講生は吉村順三設計「旧園田高弘邸」などの見学へ